センターについて

臨地教育支援センター

臨地教育支援センター(COSER: Center for On-Site Education and Research)は、総合地域研究ユニットの活動の実施の中心となる組織です。このセンターは4つの部門からなっています。

 

  •  トレーニング部門

 1.地域言語トレーニング

地域言語の運用能力を向上させ、地域への理解を涵養するとともに、アジア・アフリカの現場でフィールドワーク、インターンシップが十分におこなえるような言語トレーニングを実施します。


  2. 研究発信トレーニング

外国人研究者や実務家をアドバイザーにむかえ、英語による研究計画書の作成や、英語によるプレゼンテーションのトレーニングをおこないます。



  • 臨地教育研修部門

 3.フィールドワーク

フィールド・ステーションを拠点に実施してきた、フィールドワークに基づく臨地教育研究の手法を活用して実施します。大学院アジア・アフリカ地域研究研究科では、臨地教育マニュアルを作成し、学生の自主性を最大限尊重した海外体験型の学習環境を整備してきました。その経験とノウハウを、臨地教育支援センターの活動を通じて全学的に発信し、共有します。

 4.フィールドスクール

学生の研究成果発表とともに、世界の現場で活躍してきた実務家(国際機関、NPO職員等)と本学や海外の提携大学の教員がフィールド講義やフィールド演習をおこないます。各スクールは、毎回、開校する地域と密接に関連したテーマをとりあげて実施します。



  • 国際共同研究部門

 5.インターンシップ

国際機関、海外の教育研究機関に派遣し、英語等の欧米諸語を用いて発信するトレーニングをおこないます。

 6. 院生発案国際共同研究

専攻、講座、学年の枠を越えて複数名の大学院生が、ひとつのグループを組織し、海外提携大学の大学院生や若手研究者と国際共同研究をおこないます。各グループからの発案により、分野、地域を横断する大きな研究テーマを設定し、そのもとに各自の研究課題を位置づけ、比較の視点をもちながら研究を実施します。この共同研究に取り組む大学院生は、国内外でのワークショップの組織と実施の経験を通じて、高度なコミュニケーション能力を研鑽することになります。成果報告書を刊行するまで、アドバイザーとなる教員と臨地教育支援センターが連携し、大学院生の主体性を重んじたサポートをおこないます。


  • キャリア・ディベロップメント部門

上のような6つの教育プログラムをとおして育成されたグローバル人材のキャリア開発をおこなうとともに、産官学の各界からグローバル人材に要請される能力について広く意見を求め、それを臨地教育支援センターが実施する教育プログラムに反映させる役割をもっています。
この部門は大学院アジア・アフリカ地域研究研究科のキャリア・ディベロップメント室との緊密な協業にもとづいて運営されます。

重田 眞義

臨地教育支援センター長

大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授

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